キャスティングボード...

で、今回の選挙で二大政党制化が進んだ、ように見えるんですが、ここにも落とし穴がありますね。「キャスティングボード」を握っている公明党の存在です。
現状の政党支持率が大きく変動せずに続く限り、自民党が政権をとるにしても、民主党がとるにしても、公明党と組まざるを得ません。つまり、議席数では第三党にすぎない党が、常に与党側にたち、議席数以上の力を発揮できてしまうのです。この状況は、「二大政党制が民主主義の理想」といっていた人たちの主張する理想とは大きくかけ離れているはずです。
まだ、第四党や第五党がそれなりの勢力を持っていれば合従連衡によるオプションが可能ですが、現状ではそれは不可能で、公明党と組まざるを得ません。これが民主主義の誤謬でなくてなんでしょうか?
この状態を招来した小沢一郎さんや菅直人さん、二大政党制をあおった人たちの責任は大きいと思います。