リーダーシップの草の根化はやっぱり見える化からかな

機能の日記にid:m_pixyさんにいただいたコメントからまたちょっと思い直した。
私から見て、「この人、なんか指示されて仕事することに安住してるなあ」と思っている人が、別の場面ではリーダーシップをとってることがある。そういうとき、その人を動かしてるのは何かって考えると、「俺しかいない」っていう使命感みたいなものが大きいのかなと思う。この使命感の発動する閾値が人によって違ったり、発動するために与えられる刺激が同じプロジェクトでもちょっと立場が違うと大きく異なったりする。
閾値の方を変えるのは難しい。だったら、刺激の方を、なるべくいろんな人にたくさん与えるようにすればいいんじゃないか。刺激というのは情報。特に、「俺(私)がやらないと・・・」と思わせるような情報がいい。ってことは、「まだこんだけ仕事がありますよ」「こんなに問題が起こってますよ」と、生の情報を出してやることが一番いいのかな。
こんなに理屈を並べ立てなくても、うまくいってない現場でスケジュールやら仕事の一覧やら未決事項の一覧やらを張り出してみんなで見ることで動きが変わってくることはよくある。だったら毎回最初からやればよさそうなもんだが、のど元過ぎれば暑さを忘れるのもまた人の特性か。
話が逸れた。要するにどんな仕事でもどんなプロジェクトでも、がんがん見える化してみんなが「俺がやらないと・・・」と思えるようにしたいということです。これって、生粋のXPerの人から見たらおかしい話なのかもしれないけど。自分のとこの現状を見るとそんな感じです。
これをオヤジ語で言うと「徹底した情報共有により全メンバーが自主的に仕事に取り組む活力ある風土が形成されます」ってことでしょうか。
あと、計画ドリブン系の組織で「情報共有」っていうと、ノウハウを共有することで能率を上げるとか、手戻りを少なくするとかいうところが重視されるけど、それってなんか瑣末。