決断の本質 - 意思決定のプロセスを計画し、コントロールする

決断の本質 プロセス志向の意思決定マネジメント (ウォートン経営戦略シリーズ)

決断の本質 プロセス志向の意思決定マネジメント (ウォートン経営戦略シリーズ)

リーダーは最善の意思決定、解答を出すのではなく、最善の意思決定にいたるプロセスを計画し、まとめ、最終的な決定に持っていく必要がある…という分析を、

といった事例を題材として論じる。
以下気になった点のメモ

  • 率直な意見交換を促す
    • 認知が硬直すると難しい
  • 組織を優柔不断にする文化を打破する
  • プロセスが「公正で」「見せ掛けでない」ことがわかるように
  • 対立とコンセンサスは矛盾しない
  • 大きな意思決定の途中で、小さな合意形成を繰り返す
    • 合意したことを後から蒸し返すことは許さない
  • 最大の武器は信頼(信頼される人物であること)
  • 自制心をもって導くこと

いろいろなフレームワークやテクニック紹介されているけど、一貫して「リーダーが意思決定の中で果たすべき役割」について述べているので、ひとつのリーダー像論としても面白い。
最終的に「信頼」「自制」というところにポイントが当たるのも好感が持てます。そらそうだ、と。